今どきのクルマらしからぬクラシカルな装い。それも狙いすぎていないのがJB64Wジムニー&JB74Wジムニーシエラのいいところ。装飾を排除した機能的なスタイリングでありながら、決して野暮ったくはなく、むしろオシャレ見える。唯一、外装のデザインで「ここはもうちょっと…」という点を挙げるなら、フロントグリルのSマークくらいじゃないでしょうか。
1958年(昭和33年)に図案化されたSUZUKIの社章です
ひと目でスズキ車と分かるフロントのSマーク。現行車ではラパン&ラパンLC以外の車種に、もれなく装着されています。これは今から遡ること66年前、1958年(昭和33年)にSUZUKIの社章として採用された歴史あるマークなんです。デザインしたのは東京芸術大学の学生で、その方はやがて工業系デザイナーの道に進み、700系新幹線のデザインも手掛けています。スゴイ。
さて、ジムニーにSマークが採用されたのは2代目の3型に当たるJA11(1990年〜)から。それ以前のジムニーは「SUZUKIマーク」でしたが、以降のジムニーはSマークになりました。
スズキ車が現在のようにSマーク単体をフロントエンブレムに採用し始めたのは1980年代の後半から。初代エスクード、3代目アルト、2代目カルタスなどですね。それ以前にも使われてはいましたが、丸や四角のバッヂの中にSマークがあしらわれるなど、今とは違って「Sなんです!!」という感じではありませんでした。
10センチ角サイズのメッキ仕上げだからとにかく目立つ
そんな伝統あるSマーク。JB64Wジムニー&JB74Wジムニーシエラのオーナーたちからは、残念ながらあまり人気がありません。サイズは約10センチ角。特に巨大というわけではないのですが、ストレートな1文字ロゴのインパクトは大きく、それもフロントグリルがツヤ消しブラックなのに対し、Sマークはキラキラのメッキ仕上げだから、とにかく目立つのです。
クラシカルで変な飾り気がなく、タフなギアとしての機能美が際立つJB64W&JB74Wの絶妙なルックス。そのフロントマスクには、このキラキラのSマークじゃない方がいいと思うんだよなぁ、というユーザーが一定数いらっしゃるのです。
ボディカラーにもよると思うんです。ジャングルグリーンやブルーイッシュブラックパール、ミディアムグレーといったダーク系だとSマークが映えまくっちゃうんですよね。一方でホワイト系にはわりとマッチしているようにも思えますが…。
グリルごと交換もSマークだけ交換も、それぞれ一長一短あり
とにかくSマークを何とかしたい! となったら方法は大きく次の2つ。
①フロントグリルごと交換する
②メッキのSマークを剥がして別のSマークを貼る
それぞれメリットとデメリットを記してみましょう。あ、一応補足しておきますと、このSマークの土台はフロントグリルと一体化しているので、パカッと外して終わりというわけには行きません。メッキのSマーク本体だけは剥がせますけどね。
〈メリット〉
・フロントマスクを大きくイメチェンできる
・純正のフロントグリルをそのまま残しておける
〈デメリット〉
・コストが掛かる。安くても3万円前後、4〜7万円くらいの商品も多い
・フロントグリルの脱着作業が必要
〈メリット〉
・純正の雰囲気を崩さずにSマークの存在感を消せる
・低コストでやれる。2000〜4000円くらい
〈デメリット〉
・純正のSマークをキレイに剥がす作業がけっこう大変
・Sマーク自体を消せるわけでない
お金をかけて丸っとグリルごと換えちゃうか、低予算で頑張って目立たなくするか、という感じですね。どちらも一長一短ありますが、そこに第3の選択肢をご提案します。
ならばSマークの上から被せよう。これでメッキを速攻ブラックアウト
ズバリこれです。このSマーク、実はカバー。メッキのSマークの上から被せているわけですね。だから取り付けも超簡単。メッキ表面の汚れや油分をキレイに拭き取り、付属の両面テープで貼り付けるだけです。
素材はフィッティング精度の高いABS樹脂製。そして純正フロントグリルに限りなく質感を近づけたマットブラック塗装済み。商品名の通り、自然に存在感を消すことができます。もちろん純正Sマークに重ねるわけですから、パーツ分の厚みは出ます。それでもぴったりズレなく貼り付いているので、よほど注意深く見ないと気付かないレベル。
取り付けカンタンでSマーク交換に匹敵するクオリティ。そして定価3,850円という低コストが魅力です。Sマークはキライじゃないけど、メッキで目立つのがイヤ。とにかく手軽にササッと何とかしたい。そんなあなたにおすすめです。