フロントグリル交換でお手軽フェイスチェンジ!

エクステリア
こんな人におすすめの記事です
  • 少ない手間とコストで愛車のルックスを変えてみたい
  • 純正グリルのSマークをなんとかしたい
  • DIYカスタムに興味がある

JB64Wジムニー&JB74Wジムニーシエラのフロントグリルは、ヘッドライトやウインカーのカバーと一体式の大型パネルになっています。人の顔に例えるなら目鼻まわりといった重要パーツで、ココをアレンジするだけで簡単にイメチェンできちゃいます。フロントグリル交換してみませんか?

純正アクセサリーのフロントグリルも用意されています

ジムニーの純正フロントグリルって、タフな感じでカッコいいと思うんです。が、ど真ん中のメッキのSマークが存在感ありすぎるというか、主張しすぎるというか、ちょっとアレで…という人、けっこういますよね? しかもコレ、ご存知の通りベース部分がグリルと一体化しちゃってるので外せないんです(メッキ部分だけ除去は可能)。

ということで、Sマークと完全にオサラバしたいなら必然的にグリル交換になります。そんなユーザーを見越したわけではないのでしょうが、SUZUKIの純正アクセサリーパーツにも、交換用のフロントグリルが用意されています。

JA系ジムニーのフロントグリルがモチーフで、クラシカルなSUZUKIエンブレムとの組み合わせがいい感じ。やっぱりSよりSUZUKIなんだよなぁ、ということで装着している人も多いです。しかし、その辺を走ってるとかなりの頻度で見かけるんですよ、この純正オプショングリル。デザインはGOODですが、他の人と被りやすいのがネックです。

それとカラーリングがダークグレーメタリック塗装済みのみと固定なんですよね〜。純正のツヤ消しブラックに比べると光沢があって目立つので、ボディ色によってはちょっと浮いて見えるかも。実際、塗り直して装着している方々もチラホラといらっしゃいます。

社外品のフロントグリルならもっと個性を出せる

せっかくフロントグリルを換えるなら、オリジナリティが高いのものにしたいですよね。そこでおすすめなのがアフターパーツメーカー各社から販売されている、いわゆる社外グリルです。JB64WジムニーもJB74Wジムニーシエラもグリル部分は共通なので、社外品も基本的に64/74共通となります。
※商品によってはグリル装着にあたり、ボンネットカバーなど専用パーツが必要になるケースもあるのでご注意を

本来のグリルスペース(穴の空いているところ)だけでなく、ヘッドライトまわりにフチを付けたり、落とし込んだり。あるいはパネル自体に厚みを付けて3D的に造形したり。社外グリルのデザインは千差万別。さらに色の塗り分けも組み合わせることで、ノーマルとはまったく違うフロントマスクに仕立ててくれます

上の例はフロントバンパーも交換されていますが、もちろんフロントグリルのみの交換でも効果抜群。メーカー各社から多数リリースされているので、自分にピッタリな一品を探してみましょう!

グリルを選ぶ時は「素材」に注目するといいかも

さて、フロントグリルを選ぶにあたってアドバイスを少々。デザインは好みでいいと思いますが、以下の3点にも注目してみて下さい。

フロントグリルを選ぶ際の注目ポイント
  • 素材(FRP製か? ABS製か?)
  • 未塗装か塗装済みか?
  • エンブレムが付属しているか? それとも別売か?

まず素材について。社外グリルはたいていFRPかABSで作られています。FRPはFiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、ガラス繊維と樹脂を組み合わせた素材です。エアロパーツにもよく使われています。

FRP製パーツはおおむね手作業で作られるため、どうしても精度にバラツキが出てしまいます。なので取り付けに当たっては、小さな穴やキズを埋めたり、微妙な歪みや取り付け位置を補正したりといった「調整作業」が必須。そして、その調整は現車に合せて行うために、塗装済みでは購入できません。つまりFRP製のフロントグリルは購入後に調整&塗装する必要があります

対してABS。これはacrylonitrile butadiene styreneの略で、熱可塑性樹脂の一種です。ABS製パーツは機械で作られるので非常に精度が高く、取り付けにあたってFRPのような調整作業は基本的に必要ありません。だから、あらかじめ塗装して販売することが可能なんです。また商品によっては未塗装でも購入できます

そう聞くとABSが断然良さそうに思えますが、エッジを効かせた造形や細いフィンなど、FRPじゃないと実現できないデザインもあったりします。大量生産しない限り、コスト(塗装や調整作業を除く)もFRPの方が安く済みますし、いちがいにABSがベターともいい切れません

とはいえビギナーがフロントグリルを買うなら、ABS製の塗装済みがとっつきやすいでしょう。ネットで注文して、届いたらそのまま交換するだけ。DIYでやれば作業工賃ゼロ! ジムニーのグリル交換はさほど難しくないので、ぜひ挑戦してみて下さい。手順はざっくり以下の通り。工具はプラスドライバーとクリップ外し(小さなマイナスドライバーでも代用可)、あとはマスキングテープなど養生テープを用意すればOKです。

  1. ボンネットを開ける
  2. グリル上部のクリップ(2ヶ所)を外す
  3. グリル下部のクリップ(2ヶ所)を90度回す
  4. 左右ウインカーの裏から配線カプラーを外しておく
  5. クリップ位置に注意しながら手でグリルを引っ張って外す

「ジムニー グリル 交換」あたりで動画を検索してみるのもいいです。

またエンブレムが付属しているか否かについてもチェックを。純正品(SUZUKIマークや筆記体のエンブレム)を組み合わせている場合は、別売となっているケースが多いです。届いてから「エンブレムないじゃん!」と焦らないように、事前に確認しておきましょう。グリルとセットで購入できるケースもあれば、エンブレムは自分で用意してね、というケースも。自分でネットで探した方がセット購入よりも安く済むこともありますよ。

歴代ジムニーをモチーフにしたABS製グリルはいかが?

せっかくなので、ビギナーにはもちろん、ベテランにもおすすめなABS製のフロントグリルを2点ご紹介します。どちらも歴代ジムニーをリスペクトしているところが堪りません。

「#フェイスグリル #エスジェイ」。これは初代ジムニーの3期型・SJ10のフロントグリルがモチーフです。ヘッドライト&グリル部分を一段前に出し、さらに本来のグリルスペースよりも下側に拡大。見事にSJ10テイストが表現されています。SUZUKIステッカー(エンブレムではありません)とウインカー下の白リフレクター、グリル裏に張るメッシュも同梱。純正色(全9色)に塗装済み、または未塗装でも購入可能です。

FACE GRILLE SJ#フェイスグリル #エスジェイ
FACE GRILLE SJ#フェイスグリル #エスジェイ

FACE GRILLE SJについて詳しくはこちら

そして「#フェイスグリル #ジェイエー」。こちらは2代目ジムニーの4期型・JA12/22がモチーフです。ヘッドライトまわりを四角く落とし込み、センターのグリル部分は縦横のフィンで仕切った独特のレイアウト。元ネタは中央に「S」マークが入りますが、そこは省略してすっきりさせています。ダクト裏のメッシュは付属品。塗装済みを購入する場合は、シボブラックorガンメタのどちらかを選べます。

FACE GRILLE JA#フェイスグリル #ジェイエー
FACE GRILLE JA#フェイスグリル #ジェイエー

FACE GRILLE JAについて詳しくはこちら

まとめ
  • 社外グリルはデザインいろいろ。個性を出せるのが魅力
  • ABS素材の商品なら塗装済みで購入できることが多い
  • グリル交換の作業は難しくない。ぜひDIYでチャレンジを