2021年9月以降のジムニー(&シエラ)には、それ以前より格段に厳しくなった「後部突入防止装置」の法規が適用されます(詳しくはこちらの記事)。そのため、リフトアップしてリアバンパーを交換すると、場合によっては車検に通らないことも…。だったらリアバンパーは純正のままにしておいた方がいいんじゃね? というのが今回の話です。
リアバンパー交換がムリならフロントも諦めるか…というのはまだ早い
そもそも、なぜリアバンパーを交換したいのか? たいていの場合はフロントバンパーありきでしょう。というより、以下の流れが多いんじゃないでしょうか。
- リフトアップしてみた。タイヤも大口径にしよう!
- フロントバンパーが純正のままだと大きなタイヤを履けないわ…
- フロントバンパーをショートタイプに交換しよう!
- それに合わせてリアバンパーも交換しよう!
確かにフロントだけショートバンパーというのも、う〜むという感じですよね。前後揃っている方がバランスいいですし。
でも今はリフトアップした上、リアバンパーをショートタイプに交換すると、後部突入防止装置の法規に引っかかって車検に通らなくなる可能性がある。だったらフロントバンパー交換もやめておくか、という人もいるかも知れません。そこでオススメしたいのが「純正リアバンパーに似合う社外フロントバンパー」です。
そんなのあるの? と思われるかもですが、あるんですよ。これならリアバンパーは純正のまま、自然にフロントバンパーのショート化を実現できます。リアバンパーの交換が必要ないとくれば、その費用も浮くので一石二鳥なんです。
純正リアバンパーのままでも、しっかりとサマになるフロントバンパー
そのフロントバンパーがこちらでございます。
基本的に純正バンパーを踏襲したデザイン。エアインテークの形状や奥まったフォグランプの入れ方など、ジムニーらしさを残しています。あ、フォグランプは純正を流用できる仕組みですよ。純正バンパーにあったアンダーガード部分(アゴっぽいゴツゴツしたところ)は削除し、代わりにスキッドプレートを装着して軽快感とクロカンっぽさを出しています。
一般的にショートバンパーというと、純正とはまったく違うデザインであることがほとんどですが、これはできるだけ社外バンパーっぽさが出ないように作られています。なぜならリアバンパーは純正のまま運用することを想定しているから。前後で雰囲気が食い違わないように配慮しているわけです。
またナンバープレートのマウント位置もやや下側にすることで、視覚的な重心を下げ、ショート化に伴う腰高感をあえて抑えています。これも純正リアバンパーとの調和を図った結果です。
フォグランプ下は斜めに切り上げられ、タイヤのトレッド面がよく見えるようになっていますよね。これなら大口径タイヤを履かせても当たることはないでしょう。フロントバンパーのショート化はルックス向上だけでなく、干渉防止の意味も大きいんです。
これで完成度UP! 純正リアバンパーを軽やかに見せるイメチェンパーツ
ジムニーはヘッドライトもフォグランプもレトロな丸型ですが、それに対してテールランプは横長の角型。悪いデザインではないけれど、けっこうデカめで存在感があるので、テールランプが埋め込まれているリアバンパー自体、ボリューミーに見えちゃうところがあります。
そこで提案したいのがカバータイプのテールランプガーニッシュ。上から被せるだけで角型テールを丸型テールに「着せ替え」できるお手軽パーツです。
ブレーキランプ、ウインカー、バックランプと3灯が独立。エッジ部分は切りっぱなしでなく、小さくアールを付けた丁寧な作り。うまいことリアバンパーに溶け込むよう、ディテールにこだわっています。素材は耐久性の高いABS樹脂製。
もちろん灯火類としての機能は妨げないから安心。カラーは純正バンパーと同じ質感に揃えたマットブラックの他、クロームとカーボンも用意されています。
テールランプを小ぶりに見せることで、純正リアバンパーをスッキリした印象にイメチェンできます。前述のフロントショートバンパーと相性がいいのは間違いなし。おすすめです!